電脳コイル

電脳コイル―The comics (ちゃおフラワーコミックス)

電脳コイル―The comics (ちゃおフラワーコミックス)

電脳コイルのちゃお掲載版です。ちゃおの単行本って初めて買ったかもしれません(笑)
りぼんとかは結構買ったことあるんですけどね。
 
NHKでバリバリのSF作品として放送されてる電脳コイルですが、漫画版になると何故かSF風ファンタジーになってしまってます(笑)
しょっぱなから物理的にワープしてたり、イリーガルの攻撃で血が出たり体が吹っ飛んだり、果てにはイサコが肉体ごと電脳空間に逃げ込んだりしてました。これはひどい。低年齢層向けの少女漫画としてはむしろこのぐらいハッタリ利かせてないと喜んでもらえないのかしらん。
でもアルマゲドン見て感動そっちのけでそのロケットの動きは物理的にありえねーとか言っちゃう人間としてはどうにも納得のいかない漫画でした。
 
内容的には1冊で話が収まるように、原作からは設定のみを用いたオリジナルの構成となってます。
1冊でまとまるだけあって、イサコ様が丸くなるのが早い早い。
最初は理由あって距離を置かれていた人間と、ひともんちゃくの末に友達として認め合うようになる、という実に少女漫画らしい良い作品にしあがってます。
 
ただやっぱりSF的な構成がなー……