エマ 5巻

エマ5巻

下の小説版もですが、TVアニメ告知の帯は少し情緒に欠けるというか、卑しい感じが。別に広告打つのはいいのですがね。
エマも5巻に入り物語は佳境へ。トロロープ夫人とウィリアムの父・リチャードの出会いと別居までを描いた話から、エレノアの父・キャンベル子爵のジョーンズ邸訪問までが収録されてます。今までは単行本出た月のビームを買えば話を追うことができたのですが、この巻では少し連載に後れを取ってますね。
この巻のみどころはやはりウィリアムがわざわざエマに会いにハワースを訪れる話ですね。雑誌で読んでいた時も凄かったですが、単行本で読むとそれ以前の手紙のやりとりなどの流れもあって心の中で大いに盛り上がっておりました。
そういえば気付いたのですが、この手紙のやりとりの際にお互いの髪の毛を送りあうのですが、エマが受け取った髪の毛を包むハンカチは1巻の時にウィリアムがエマにプレゼントしたものなのですね。小説版のほうでいかにエマがこのハンカチを大切に思っているかを描写されていて気付きました。こういう細かいところがちゃんとしてて良いですね。
さて、物語も佳境に入り次巻からは少々ダークな話に入るわけですが、あと2巻ぐらいで終わるんでしょうかね。となるとあと1年ぐらいで完結。ものすごく続きが気になる話なのに1年もまたされるのはつらいですねえ。
評価点:9点