τになるまで待って 17/100
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/06
- メディア: 新書
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ということで森ミステリGシリーズ3作目です。帯に“嵐の山荘”とか“密室殺人”とか書いてあってワクワクものですよ。ステロタイプなシチュエーションって燃えます。
館モノらしく、館の図面とかが目次や人物紹介と並んで書いてあるのですが、それを見て、密室とマジックのタネについて途中まで可部谷と同じ思考をしていた上、あっさりと反証が出てきてショックでした。というかみんなあの図面を見たら同じこと考えてしまうんじゃなかろうか。
あと微妙に建築屋や土木屋にしかわかりにくいマニアックなネタが出てきて面白かった。ネタは知ってる人間が少なければ少ないほど面白い。
ストーリーはやはり真賀田四季に通じる大きな流れの一部といった感じでしたが、話だけ見るとちゃんとしたミステリをしてて楽しかった。
評価点:7点