世界で一番ロマンチックな海 19/100

はてな年間100冊読書クラブの夏の企画“夏の100冊フェア企画「発見。角川文庫」”での課題図書ということで読みましたよ。期限ギリギリになってしまいました……。

表題作「世界で一番ロマンチックな海」をはじめとする6編の短編からなる短編集でした。全部が大人の恋愛を描いた作品で、ギャルゲ世代の俺にとってはイマイチ……というか俺にとっては全然等身大でない人物たちに自分が重ねられず、一切共感できませんでした。こういうのは人生酸いも甘いも噛み分けた大人が読むといいかと思います。

読んでいて、話自体はものすごくいい話だなあとは思うのですが、なんとなく描かれている内容が淡々としすぎていて読んでいて盛り上がりに欠けると思いました。やはり物語を味わうには多少の感情移入が必要かと。そのへんを鑑みるに自分が読むべき一冊ではなかったなあと。