ジオブリーダーズ 11巻

 amazonさんが表紙を用意してくれてないためわからないですが今までの巻からデザイン変更がなされております。いや、今までの巻見たこと無い人の方が圧倒的多数でしょうけど。
 さてこの11巻。LOWMANにも出てきた入江さんがM4号を解放させて暴れされた上にコントロールを失うというなんとも酷いお話。
 見所は田波君の語る「悪党と正義の味方」について。

田波「悪党は――そうだなぁ例えば……
百人を助けるために九十九人を平気で殺せる人――――とかかな」
(シーン切り替え)
鳴沢「それじゃえ――と“正義の味方”は?」
田波「一人を救ける為に九十九人を死なせる人」

台詞自体はどっかのゲームやら小説やらで似たような話を見たことがあるような気がしますが、この台詞にかかるように画面が切り替わり、“悪党”入江がニヤニヤ笑いながら暴れるM4号を車内でモニターしてるのが印象的です。その後に続く戦闘シーン→入江の会話シーン→戦う民間人→入江の会話シーンという画面の切り替わりが入江の悪党っぷりを引き立てます。

入江「日本の平和を守るため――――くらえ我等が正義の刃♪」

こんなでも国のために働いてるんですね?
評価点:8点