朝から生電話

サークルの某後輩の話です。知ってる人は誰か想像つくと思うんで想像してください。

本日朝の9時過ぎ、俺は10時から学校に行く用事があったため起きなければならなかったのですが、寒い冬の部屋を考えるとなかなか布団からエクソダスすることはできませんでした。携帯電話のアラームは既にスヌーズ機能に切り替わり、2度目のコールを鳴らすところでした。

て〜てれれてれれてってってって〜♪

電話を取ろうと手を伸ばせば、ちょうど音が切れたところでした。アラームにしては早く音が切れたなと画面を見ればその後輩からの着信だったようです。どうやら留守番電話に切り替わったようで直後に留守電録音が入ったコールが。こんな朝から何の用事だろうと留守番電話センターに問い合わせ。1件の伝言が入っています。
 
「ゴゾ……ゴゾゴゾゴゾ……ゴゾ……」
 
怪しい音が伝言代わりに入っていました。その音を聞いた瞬間ピンときました。

彼の携帯電話は最近新しくなったばかりなのですが,操作ボタンは常時外部むき出しのタイプなのです。そのためポケット等に入れておくと、ふと力がかかり操作ボタンを押してしまい本人の意図せぬままに電話をかけてしまったりするのです。俺も以前同じようなことをやった覚えがあります。そのためにホールド機能なんかもあったりするのですが彼はそれをやってないようです。

まあそういうこともあるよなあと放置していたら3分後に再びコール。彼です。
 
「ゴゾゾ……ゴゾゴゾゴゾゾ……ゴゾ……」
 
どうやら偶然リダイアルをかけたようす。まったく仕方のないやつだぜ。と思ってたら5分後に彼からコール。誤ってコールしたことに気づいたのかと思って取ってみたら再び
 
「ゴゾン……ゾゾゴゾ……ゾゴゾゴ……」
 
さすがに鬱陶しくなってきましたので、注意してやろうとこっちから電話をかけました。以下会話。


「あー○○君、ちょっとさっきから……」
「すいませんボス!なんですか?」(あわててる様子で)
「いやさっきからな……」
「ボス!なんか聞こえないです!おかしいな?ボス?」
「いやもう○○君よく聞きや?さっきからな?」
「ちょっと今運転中なんで電話切りますよ!すいません!」

――プッ、プー、プー、プー

このやりようの無い怒りをどこに持ってゆけば良いのかと思っているところにメールが来ました。こういうのは本来やってはいけないのですが、ちょっと彼から届いたメールを公開しようと思います。


>すみません。急いで間違え電話してました。
>すみたせん
(誤字含めて原文ママ
そこでaobouzuは考えるのをやめた。