星降る夜は千の眼を持つ

星降る夜は千の眼を持つ (BEAM COMIX)

星降る夜は千の眼を持つ (BEAM COMIX)

ビームで連載中の単発ギャグ漫画。
雑誌では毎回毎回予想できないようなネタを持ってきて驚かされます。
普通の固定キャラクターによるシリーズものの漫画もあるのですが、それよりも単発ネタ・非漫画ネタが秀逸です。
"内ゲバ京都市"のような、ちょっとした思いつきみたいなネタを8ページに拡張しただけの回とか、ギャグ漫画家を水木しげるの妖怪図風に紹介する"日本ギャグ漫画家図鑑"、載ってる雑誌の編集長を現代画家の画風に無理矢理盛り込むという非常に手間がかかってそうな"オクムラート"など、ほんと何でもアリ。
ギャグ漫画というか、漫画という枠を超えたような実験作や問題作ばかりで、400ページ超というトンでもない分厚さのこの本ですが、全然読み飽きません。

○本の住人 2

○本の住人 (2) (まんがタイムKRコミックス)

○本の住人 (2) (まんがタイムKRコミックス)

最近じわりと人気が出てきているkashmirの新刊。四コマ漫画
kashmirさんといえばいっときにサイトの一コマ漫画的な絵がどこかで紹介されてたのを目にして以来注目していたんですが、最近になって雑誌連載がどばどば始まり、今年に入って単行本がどばどばと出版されるというファンとしてはなんとも嬉しい今日この頃です。

この作者の作品全体に言えることですが、作者の絵柄自体が萌え系のそれなのにもかかわらず、萌え漫画に走るのではなく、萌え産業を俯瞰してとらえて笑いに昇華するようなネタが多いです。かといって、よくあるようなオタクあるある漫画*1になってしまってるわけではなく、非オタクな主人公少女がオタクと変人のハイブリッドのような周囲の人間に翻弄されるような変な漫画です。
ということで、ある程度の萌えやオタクといった記号的ネタに理解のある人間じゃないとこの漫画はなじまないと思います。逆に言うと、なじむことができる人間にとってはすごくハマりやすい漫画だと言えるでしょう。

12月下旬には同作者のデイドリームネイション1巻が発売されるようですので、今から楽しみです。

*1:オタクのよくある生態を描写しただけの漫画。ホントに描写してるだけの漫画は駄作。

ひろいもの

ついったで拾ったものを紹介。

指定された都市や場所を世界地図上でどこにあるか示すクイズ。
都市名とかが英語表記なんでまずそこでつまずきそうになる。チェコとか英語で書かれても何のことかわからなかった。
初見でLv.6。何回かやってみてLv.10まで行けるようになりましたが、結構運も絡んできます。

お聞き比べ下さい。どっちがロボかわからない感じ。ミクもビブラートのかけ方が異常に上手くて、原曲の再現性が高すぎ。これはすごい。
まあ戸川純とか今は知らない人の方が多いんでしょうが。
あと、この曲なら案外男声でもカラオケで歌えそう。どうだろ。

よみきりものの… ヒトライフ

"よみきりものの…"の3冊目で、コミックビームでの読み切りシリーズの13冊目。ややこしい。
この巻では6編収録されてます。今回はファンタジー・SF・変な話とバラエティに富んでいて良いですね。
特に良かったのが表題作であるヒトライフ。前々巻の表題作であるコオニライフと同じく、人と小人の替え子のお話。小人側で育った版。珍しく直球でラブコメでした。なんで良かったかというと、ただ私が竹本泉の書く黒髪ロングヘアで目がうるるんとした女の子が好きだというだけなのですが。でも竹本泉漫画にしてはあっさりとキスしててびっくり。竹本泉漫画で男女のキスが描かれるのは珍しいですね*1
 
あとアップルパラダイスの面々が何度目かわからない再登場も嬉しいですね。

*1:女同士のキスは珍しくないです

Landreaall(ランドリオール) 11

Landreaall (11) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall (11) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

ランドリオールも巻を重ねてはや11巻です。
すんごい好きなのにあんまりweb上でもてはやされてる感じがしないおがきちかですが、Twitterで名前を出すと数人が反応してくれるあたり、潜在読者数は結構いるようで嬉いです。まあドラマCD出るぐらいですから人気(=売れ行き)はあるのでしょうけど。今確認のためちょっとググったら"萌えファンタジー漫画"って出てきてちょっとショック。萌え?ってもしかしてBL視点ですかね。その辺から見ると萌えどころは多いのかもしれませんがちょっとわかりかねます。
雑誌が若干女性向きのきらいがあるため私がよく見る男性向けなサイト群では取り上げられにくいというのもあるのかも。
独自の、なおかつ細かいところまで設計されていそうなのに押しつけがましさを感じない世界観を持ったおがきちかのファンタジーはもっと評価されて良いと思います。あとは愛と皮肉とウィットに富んだキャラクターたちももっと愛されるべき。
 
とにかく11巻です。この巻では全編を通してアカデミーを離れ、ウルファネアで戦ってます。
竜胆の過去とDXのバトルが見所かな。個人的感傷かもしれませんが、こういう戦いの納め方はあんまりしてほしくなかったかなあという感じ。まあその、バトルシーンに入るとついつい少年漫画的な読み方をしてしまうためにこんな気持ちになってしまうのですけど。やっぱり嫌なやつはスカっとぶん殴って終わりたいと思う俺は少年漫画脳。いやもちろん「結局主人公が最強なんでしょ」的な展開にするよりはおがきちからしいし、好感が持てますけどね。
 
あと、まあそういう設定なんですけどニンジャの五シリーズのみなさんがそろいもそろってちびっこくて可愛いです。ウチにほしい。便利そうだし。できればちっちゃいのにおっきい五十四さんがいいですけど。

iKnow

ついったでなんか話題にあがってたのでとりあえず登録してみました。
http://www.iknow.co.jp/
英語学習SNSらしいですけど。すぐ飽きそう。
インターフェイスはちょっと良いですね。特にスペル入力するときの感じが良いです。
とりあえずよくわかってないまま登録してみたので、あっさりとやめる可能性大。
はてさてどうなるか。

BONE CRUSHER

Bone crusher (MFコミックス)

Bone crusher (MFコミックス)

コミックアライブで創刊と同時に連載開始*1し、華々しく散っていった作品。もちろん全1巻です。
作者はガドガードの原作やトップをねらえ2のバスターマシンのデザインをしたいづなよしつね
露出高めでエロいデザインなのに可愛らしい絵柄のヒロインとか、スタイルが素敵な変形ロボとか、SFちっくで良い味出してる宇宙観とかなかなか良い素材が集まっていて好きだったんですけどねえ。たぶん打ち切り?で終わってしまいました。学園ラブコメチックなお話が多いコミックアライブ誌上では確かに浮いてる作品ではありました。
 
しかしこの単行本、作品のことはおいといて、ゲストがとんでもないです。
結城信輝かねこしんや新貝田鉄也郎ウエダハジメ松本嵩春、とどめに内藤泰弘という微妙に豪華な面々。豪華という割にはみんながみんな"知る人ぞ知る"といった作家さんばかりなんですけどね。

*1:記憶があやふやなんで違うかも