喧嘩商売 9

喧嘩商売(9) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩商売(9) (ヤンマガKCスペシャル)

真剣な喧嘩シーンが多くて、この巻は1巻全部喧嘩し続けて終わるのかなと思いきやの1話まるまま使ってギャグの回があってびっくり。それにしてもひどいネタ(笑)
それにしてもこの漫画、格闘漫画なのにネームが多い。そもそも作者がそう意図してるのかもしれないけど、格闘漫画というよりかは"格闘解説漫画"に近い気がする。動作一つ一つについて戦ってる本人が事細やかに説明するという。まあ青年誌に載るバトルモノとしてはこういった味付けが必要になってくるもんだと思うし、動作の意味がわかるんで読んでて納得はしやすいんだけど、どうしても「戦いながらしゃべりすぎだろ」的なシーンもあったりして気になるんですよ。
 
(追記)
と思いながら読み返してみると、結構しゃべりながら戦ってるシーンも"喋ること"に意味を持たせていることがわかってちょっと感心しました。主に挑発かブラフなんだけど。文さんの場合は"教える"ために喋ってるわけだけど、さすがにあんなに喋ってたら舌噛むんじゃなんて思ってしまったり。漫画なのにねー。

会長はメイド様 4

会長はメイド様! 第4巻 (花とゆめCOMICS)

会長はメイド様! 第4巻 (花とゆめCOMICS)

なんというベタなツンデレラブコメ
あんまりデレじゃないからツンデレって言わないのかも。
自分の気持ちに気づいて無くて素直になれない女の子と、それをからかうように常に一緒にいる王子キャラ。
そんなステロタイプツンデレ系少女漫画なんですがそれがまた良いですね。
4巻になってようやく2人の距離が縮まってきましたがなんかこっからダラダラと続きそうですね。

スティール・ボール・ラン 14

対ウェカピポ(とおまけ1人)戦から6thステージゴールまで。
ウェカピポの発揮する能力は”スタンド”ではなくて”鉄球の技”なんですが、わざわざ鉄球の能力としてもってきたのはやっぱりジャイロの母国との関連を出して、準レギュラーキャラとして今後も話に出す予定があるからなのでしょうか。
しかしこのSBRは今までのジョジョと比べると、戦闘シーンの尺が長く、かつ単調な感じがしますね。月刊誌で1話あたりのページが多いことと、メインで戦う人間がジョニィとジャイロの2人だけなんでバラエティにかけるからでしょうけど。どうせならもうちょっと同行メンバーを増やして、1つの戦いでももっと幅のある演出があればより面白くなると思います。まあ今でも十分面白いんですけどねえ。

絶体絶命教室

絶体絶命教室 (メガストアコミックスシリーズ No. 147)

絶体絶命教室 (メガストアコミックスシリーズ No. 147)

ネタが無いからって、いままで書かないようにしていたエロ漫画のレビューだって載せてしまうんだぜ。購入予定表にも基本的に書いてないのですが、そこそこ買ってたりもします。
ゴージャス宝田が去年ぐらいにメガストアで連載していた"クラッシュ!"と短編2編が収録されています。
ゴージャス宝田といえば昔は鬼畜ロリなイメージでしたが、最近ではストーリー重視のエロ漫画で人気を博していると思います。ただしちょっとストーリー展開にウェイトを置きすぎて少々オカズ本としては難しくなってるような印象もありますけどね。
 
最もページ数を占めている"クラッシュ!"は、社会科見学の途中、はぐれてしまった教師(男)と女生徒5人が地震災害により地下空間に取り残され、そのうち1人が最後の思い出になるかもしれないから、と教師にせまり……というところから始まるハーレムものです。
ハーレムものなんですから、単純に全員が先生好き好きーってやってりゃあ話は早いはずなんですが、そんなあっさりと済む話ではなく、各人それぞれに背景が用意されていて、それなりに重い話、良い話があったりします。
最初は不仲だった各人が、閉鎖空間で生き延びてゆかねばならないという苦境の中、各人が抱える問題に解決をつけつつ次第に心がほぐれ、仲が良くなってゆくという、さながらパニックムービーの体をしていて面白いです。が、エロ漫画ですので当然ですが心がほぐれたら体の方がほぐれてゆきます(笑)というかエロ漫画としては演出過剰な気もします。

あと2編短編が載っているのですがそれらもひねりのあるプロットの元描かれたエロ漫画で面白いです。
特に、"ハートメイカー"というお話が良かった。元生体工学の天才エンジニアと心臓ペースメーカーで生きているが故に生き急ぐ少女の関係がうまく描かれています。もともと全8話の連載用に用意していたネタらしく、ストーリー背景や人格設定に奥行きがあり、なおかつそれらを24ページとコンパクトにまとめているためかすごく味わい深い話に仕上がってます。エロ漫画なのに。

今月中旬にもこの作者の新刊が出るので買う予定です。そちらも一応ストーリー漫画ということで、非常に楽しみであります。

PLUTO 5

PLUTO 5 (ビッグコミックス)

PLUTO 5 (ビッグコミックス)

プルートゥもいつの間にか5巻。もう原作からは大いに乖離しています。
この巻の見所は、ヘラクレスvsプルートゥ、天満博士のシーン、ゲジヒトとダリウス14世の対面といったところでしょうか。
話は核心に迫ってきて、確実に面白いのですけど、実際のところ読んでいて話の内容を頭に入れるのが精一杯といった感じ。再読が必要だなあ。

デトロイト・メタル・シティ 4

デトロイト・メタル・シティ 4 (ジェッツコミックス)

デトロイト・メタル・シティ 4 (ジェッツコミックス)

サタニックエンペラー編、3巻からの続きです。正直飽きてきた。
タイトル自体は実写映画化、アニメ化決定と上り調子なんですけどねえ。
なんというか、クラウザーさんのライブでのパフォーマンスも、それに対するDMCファンのリアクションも1・2巻の頃と比べると新鮮さに欠けていて、マンネリだと感じるようになってしまいました。
そもそもギャグ漫画でこんなこと言っちゃだめなんでしょうけど、登場人物の行動が支離滅裂なことが多くて読んでて嫌な意味でむずがゆい。あと根岸が気持ち悪い。そういう生理的にマイナスな要素があるせいであんまり良い目で読めなくなってきてます。
それでも、クラウザー時の根岸の言語センスはすばらしいと思います。この巻だと卵に対してキレてるところとかがちょっと良かった。
変にストーリーをひねろうとせずに単純にクラウザー暴走→ファン熱狂という流れの中でセンスの良いネタを盛り込む、といった初期の頃の話の方が良かったんですけどねえ。

12月発売予定チェック

大洋社の予定表より。

タイトル 作者 出版社
04 スティール・ボール・ラン 14 荒木飛呂彦 集英社
05 会長はメイド様! 4 藤原ヒロ 白泉社
06 喧嘩商売 9 木多康昭 講談社
07 オールカラー版 おねがい朝倉さん01 大乃元初奈 芳文社
07 オールカラー版 らいか・デイズ01 むんこ 芳文社
08 ガウガウわー太2 3 梅川和美 一迅社
17 さよなら絶望先生 11 久米田康治 講談社
19 ハチワンダイバー 5 柴田ヨクサル 集英社
19 ブラッドハーレーの馬車 沙村広明 太田出版
20 悟空道 4 山口貴由 秋田書店
20 高橋葉介 ベストセレクション 1 高橋葉介 宙出版
20 石黒正数短編集 石黒正数 徳間書店
20 キミキス―VARIOUS HEROINES- 3 東雲太郎 白泉社
20 大奥 3 よしながふみ 白泉社
21 DANZA [ダンツァ] オノナツメ 講談社
21 おおきく振りかぶって 9 ひぐちアサ 講談社
21 るくるく 8 あさりよしとお 講談社
21 巨娘 1 木村紺 講談社
21 僕の小規模な生活 1 福満しげゆき 講談社
22 鋼の錬金術師 18 荒川弘 スクウェア・エニックス
22 デイドリームネイション 1 kashmir メディアファクトリー
22 ふたつのスピカ 13 柳沼行 メディアファクトリー
22 ちろちゃん 1 結城心一 一迅社
22 わがまま戦隊ブルームハート!2 石田敦子 幻冬舎コミックス
25 吉田戦車 作品集(仮) 吉田戦車 エンターブレイン
25 放浪息子 7 志村貴子 エンターブレイン
26 団地ともお 11 小田扉 小学館
27 朝霧の巫女 5 宇河弘樹 少年画報社
28 おやすみプンプン 2 宇河弘樹 少年画報社

29冊?ちなみに成年向けは載せてません。こっそり買ってますけど。
以下備考。